酢職人、瓜を漬ける。①

 

 

 

梅雨が明け、今年もこの時季がやってきました..

いつもは酢を作っている職人たちが瓜を漬け、奈良漬けを仕込みます。

 

 

【酢屋が奈良漬けをやる理由】

庄分酢には、お酢の原料に使う甕のなかで

熟成した酒粕があります。

 

この栄養とうま味たっぷりの酒粕を使って

先代の12代目が酢職人に瓜を漬けさせたのが

庄分酢の奈良漬けの始まりです。

 

 

 

 

 

【奈良漬けの作り方】

奈良漬けにはいろいろな漬け方がありますが、うちでは梅雨明けに収穫した

瓜を使います。

カリッとした食感にするためです。

産地は地元福岡県産のものを使います。

 

今年は久留米でとれたものを使います。

 

 

 

半分に切って、種を取り除きます。

この時わたの部分が残っている食感が損なわれたり、えぐ味につながるので丁寧に取ります..

 

 

五島灘の海水がつくった塩をまぶして、一旦桶に敷いていきます。

 

 

錘を置いて蓋をします。

 

 

この後、2晩塩漬けします。まだまだ粕が登場しませんが… 今日の作業はここまで。

次回に続きます。

美味しく漬かるよう期待して待ちます…