梅雨が明け、今年もこの時季がやってきました..
いつもは酢を作っている職人たちが瓜を漬け、奈良漬けを仕込みます。
【酢屋が奈良漬けをやる理由】
庄分酢には、お酢の原料に使う甕のなかで
熟成した酒粕があります。
この栄養とうま味たっぷりの酒粕を使って
先代の12代目が酢職人に瓜を漬けさせたのが
庄分酢の奈良漬けの始まりです。
【奈良漬けの作り方】
奈良漬けにはいろいろな漬け方がありますが、うちでは梅雨明けに収穫した
瓜を使います。
カリッとした食感にするためです。
産地は地元福岡県産のものを使います。
今年は久留米でとれたものを使います。
半分に切って、種を取り除きます。
この時わたの部分が残っている食感が損なわれたり、えぐ味につながるので丁寧に取ります..
五島灘の海水がつくった塩をまぶして、一旦桶に敷いていきます。
錘を置いて蓋をします。
この後、2晩塩漬けします。まだまだ粕が登場しませんが… 今日の作業はここまで。
次回に続きます。
美味しく漬かるよう期待して待ちます…